さあ、音と友達になろう!

ピアノ分解ショー(みんなでピアノたんけんしよう)その1

2019年11月30日に「ピアノ分解ショー」が開催されました。

タニタ楽器調律師ちょうりつしさんをお招きして、ピアノを部品にまでバラバラ(分解)にしていきます!

もちろん、実際に調律をお仕事としている、プロの調律師さんです。

教室の玄関を開けると、いつもと違う雰囲気。

ウェルカムボードがお出迎えしてくれました。

分解ショー、開催前の1コマ。

「ぶんかいって、どこまで部品になるのかな?」

「中はどうなってるんだろうね?」

みなさん、興味津々きょうみしんしんです。

いよいよ、分解ショーがはじまりました!

調律師さんが、ピアノのカバーを外しはじめました。

あっ!

という間に、鍵盤けんばんがとりはずされました。

「よいしょ!よいしょ! ちょっと場所をあけてね~」

ものの数分で、ここまで分解されました!

さて、鍵盤を取り外した後のピアノの内部をみてみましょう。

改めてですが、ピアノは機械ではなく木とげんで出来ているんだなぁ~と感じました。

先ほど分解した鍵盤にもどりましょう。

鍵盤を前に、部品のクイズです。

「はーい!」

「わかるわかる!」

むずかしい問題ですが、みなさん手をあげて一生懸命答えていました。

ここで、ピアノの音が出る仕組みを学びます。

鍵盤の断面図だんめんず(横から見た図)を使って、わかりやすく説明していただきました。

なんと、1つの鍵盤に対し、70個もの部品が使われているそうです!

こちらが今回分解した、ピアノの鍵盤と部品です。

グランドピアノです。

一方で、アップライトピアノの断面図です。

おどろくほど違いますね!

グランドピアノの鍵盤にくらべると、アップライトピアノの鍵盤は短いです。

調律師さんのお話しでは、

「グランドピアノの方が鍵盤が長いですよね。グランドピアノの方が、指先のタッチの細やかな差がピアノに伝わりやすいですよ!」

また、グランドピアノの白のハンマーは、下から上にげんを叩きます。

つまり、「てこの原理」を使うので、小さな力で無理なく音が出せる仕組みです。

アップライトピアノのハンマーの動きは、縦型で横からたたきます。

かねをならすような仕組みですね。

なんと、まだまだ分解は続きます!

次は、ハンマーの部分を取り外していきます。

またまた、あっという間に分解されました。

「よいしょっと!」

大きなハンマーの集合体が置かれました。

ハンマーの部分を分解すると、より鍵盤の動きがわかりやすくなりました。

ここまでが前半戦、まだまだ続きます!